会計の考え方有形固定資産, Ladder3

簿記では,原則として1年に1度,日々の活動のなかでとられた記録をまとめて財務諸表が作成されます(会計期間。関連記事【会計期間と簿記一巡の手続】参照)。損益計算書(P/L)は,ここで作成される財務諸表の1つです。損益計算書では,その1年間に発生した収益から費用を差し引いて純損益(利益や損失)が計算され ...

会計の考え方Ladder3

簿記では,仕訳を行うときに,どの勘定を借方に記録するか,どの勘定を貸方に記録するかがすべて決められています。企業が保有する財産にはさまざまなものがあり,それらを増減させた理由にもさまざまなものがあります。 このため,これらを記録するために使われる勘定科目もさまざまです。しかし,仕訳を行うにあたって, ...

会計の考え方

仕掛品(しかかりひん)勘定は,「品」という言葉が使われていることから何かの「モノ」を記録する勘定のように考えてしまいがちですが,商業簿記では具体的な「モノ」を取り扱わないサービス業でこの勘定が使われます。どうやら「仕掛品=モノ」と考えるのは間違っているようです。それでは,仕掛品勘定とは,一体どのよう ...

会計の考え方収益

現在,多くの企業は,この10月に消費税率が8%から10%に増税されることに向けた対応に追われています。年度が変わってから値上げの話も少しずつ出てきていますね。 さて,この消費増税への対応が一段落したら,次は 企業会計基準第29号「収益に関する会計基準」(以下,「収益基準」とします)への対応が,企業の ...

2019-06-18

会計の考え方Ladder2

現代の企業は,そのほとんどが解散のタイミングを決めずに活動しています。このような企業のことを継続企業または継続事業といいます。英語を使って,ゴーイング・コンサーン(going concern)ということもあります。 この記事では,このような継続企業において,簿記がどのようなプロセスですすめられていく ...

2019-06-05

会計の考え方現金預金

簿記の最終的な目的は,企業における財産の動きを財務諸表の形にまとめて,その情報を必要とする社内外の人々に報告するところにあります。企業は,財務諸表の材料となる記録を集めるために仕訳を行いますが,最終的に報告されるのは財務諸表だけであり,1つ1つの仕訳まで細かく公開されることは基本的にはありません。 ...

2019-05-11

会計の考え方決算手続, 商品

はじめに 「5リットルの容器と3リットルの容器を使って4リットルを測ってください」というパズルがあります。2つの容器の間で水を移し替えながら4リットルを測っていくのですが,皆さんはこのパズルを解けますでしょうか?(答えはこの記事の一番最後で) この「移し替える」という作業は簿記でもよく出てきます。あ ...

2019-04-18

会計の考え方債権債務

企業は,商品を売り上げたときに,その相手を信用して代金の後払いを認めることがあります(掛売上)。相手がその信用に応えて約束どおりに代金を支払ってくれれば問題はないのですが,時々その信用を裏切って代金を支払わずに雲隠れされてしまうことがあります。これを貸倒れ(かしだおれ)といいます。今回のテーマである ...

2019-04-09

会計の考え方

商品などを購入したときに発生した引取運賃,据付費,保険料などの付随費用は,購入したものの取得原価に含めて仕訳を行わなければなりません。付随費用を加える分,商品などの取得原価は,その商品などの本体価格(購入代価)よりも大きくなります。今回は,簿記上,このような処理が行われる理由についてお話していきます ...

2019-03-20

会計の考え方

前回に引き続いて原価厨問題をとりあげていきます。今回は,消費者(客)の立場について考えてみましょう。消費者が原価厨になってしまいがちな理由としては,次の3つのものがあります。 消費者の立場からは見えるものの原価しか意識しづらい誤った「お客様は神様」イメージの社会的定着商品やサービスをできるかぎり安く ...